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【Indigo7600テスト】ホワイトインクの潰れ(Q数・線幅の基準値設定)

【Indigo7600テスト】ホワイトインクの潰れ(Q数・線幅の基準値設定)

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(料金についてはなるべくがんばります…!)


こんにちは(っ´ω`)
結局先月は2回しか記事書けずじまいでした…。

さて、本日はホワイトインクの潰れに関する検証です!

Indigoでのホワイトはインクを重ねることで濃度を濃くしていますが、重ねる回数が多いとわずかな版ずれも重なるので、塗りの文字は太り、抜きの文字は潰れてしまいます。
じゃあ具体的に何級くらいまでなら大丈夫なのかと、一番細く出せる線幅はどれくらいかを検証していき、印刷する際の基準(級数制限)を定めていきたいと思います。

今作っているデータの文字の大きさは大丈夫かな…なんていうときに参考にしてください!
※今回結構ボリュームある内容です。

印刷するデータ

今回は推奨回数の1回・3回・6回・10回で太り方を見比べていきます。
またゴシック体と明朝体でも違いがあるので両方で検証をしていきます。

データはこんな感じです。

左から明朝体、明朝体ヌキ、ゴシック体、ゴシック体ヌキです。 ・ゴシック体はFOT-筑紫ゴシック Proを使用 ウェイトはLからUまでの全て
・明朝体はFOT-筑紫明朝 Proを使用 ウェイトはLからHまでの全て
・文字の大きさは1Qから10Qまで
・線の太さは0.5mmから0.01mmまで

一部縦の長く細い線が3本見えますが、こちらは0.01mm以下の線です。
左から0.009mm、真ん中0.005mm、右は0.004mmという極細なのですが、出ないと思いますけど念のためこの細さも作ってみました!

塗り重ねたときのヌキ文字がかなり厳しいので、その辺の限界ラインを確認したいですね!

出力結果

ということで、以下出力結果です。
・ゴシック体 ホワイト1回 ホワイト3回 ホワイト6回 ホワイト10回
・ゴシック体 ヌキ ホワイト1回 ホワイト3回 ホワイト6回 ホワイト10回
・明朝体 ホワイト1回 ホワイト3回 ホワイト6回 ホワイト10回
・明朝体 ヌキ ホワイト1回 ホワイト3回 ホワイト6回 ホワイト10回
・線

Q数・線の基準値
プリンターとの比較

細かく分けましたので、気になる部分だけ確認したい方は上のリンクをご活用下さい。

ゴシック体

 

ゴシック体 ホワイト1回

上段→L,R,M,D  下段→B,E,H,U





1回刷りといえど、4Q以下はやはり潰れます。ウェイトによっては5Qも少し危ういですね…。
HとUにいたっては、10Qでも「様」の文字の細かいところが潰れ気味です。

ゴシック体 ホワイト3回

上段→L,R,M,D  下段→B,E,H,U





3回刷りになると、1回刷り6Qでそれほど問題なかったEの太さが少し危うくなります。
この回数だとB以下の太さが良さそうです。

ゴシック体 ホワイト6回

上段→L,R,M,D  下段→B,E,H,U





この回数の重ねになると、細い文字でも太っているのが分かるかと思います。写真だとホワイト6回のLはホワイト1回のRくらいの太さになります。

ゴシック体 ホワイト10回

上段→L,R,M,D  下段→B,E,H,U





Uはほとんど白い点ですね…(゚ω゚  )

ゴシック体 ヌキ

ゴシック体 ヌキ ホワイト1回

上段→L,R,M,D  下段→B,E,H,U





ヌキになると文字の見え方ががらっと変わりますね。1回刷りでもL,R,M,Dあたりは窮屈なかんじに見えます。

ゴシック体 ヌキ ホワイト3回

上段→L,R,M,D  下段→B,E,H,U





Lの太さは10Qでも一応抜けてはいますが、あまり視認性の高いものではないかと思います。H,U

ゴシック体 ヌキ ホワイト6回

上段→L,R,M,D  下段→B,E,H,U





この回数になると一定の細さ、級数は潰れてきます。太めのウェイトでも濁点部分や漢字の細かいところは見えにくい場合があります。

ゴシック体 ヌキ ホワイト10回

上段→L,R,M,D  下段→B,E,H,U





細いものはもちろん潰れていますし、太くても漢字の細かい部分が出ないという回数になっています。10回重ねでヌキ文字にする場合はある程度の級数が必要です。

明朝体

明朝体 ホワイト1回

上段→L,LB,R,RB,M  下段→D,B,E,H


ホワイト1回での明朝体は、シャープな形をそのまま出すことができます。

明朝体 ホワイト3回

上段→L,LB,R,RB,M  下段→D,B,E,H


3回でもまだ細さは保てているので、1回と比べても太った印象は受けにくいです。

明朝体 ホワイト6回

上段→L,LB,R,RB,M  下段→D,B,E,H


データ上でフォントに線を加えて太らせたように、細さが少し感じられなくなってがっしりとした見た目になってきます。

明朝体 ホワイト10回

上段→L,LB,R,RB,M  下段→D,B,E,H


Lでホワイト1回のときのRBもしくはMくらいの太さかな、という印象です。明朝体はよこせん以外が太くなっていくので、ウェイトが上がるにつれて隙間がどんどん潰れていってしまいます。

明朝体 ヌキ

明朝体 ヌキ ホワイト1回

上段→L,LB,R,RB,M  下段→D,B,E,H


一番太いHでも10Qくらいだったら許容範囲かなというレベルです。

明朝体 ヌキ ホワイト3回

上段→L,LB,R,RB,M  下段→D,B,E,H


他ではあまり版ずれが感じられなかったホワイト3回ですが、明朝のヌキだとどのウェイトもすでにぎりぎりなかんじです。

明朝体 ヌキ ホワイト6回

上段→L,LB,R,RB,M  下段→D,B,E,H


7Q以下は完全な潰れになっています。ですが8Q以上も決して見えるわけではありません。

明朝体 ヌキ ホワイト10回

上段→L,LB,R,RB,M  下段→D,B,E,H


10回の明朝のヌキだと、どんなにウェイトが高くて級数を上げてもよこせんの潰れは回避できないようです。

ここまでは文字のつぶれを見てきましたが、続いて線の太り具合も見ていきたいと思います。

上段→ホワイト1回,3回,6回,10回  下段→ヌキ ホワイト1回,3回,6回,10回





塗りの線は少ない回数だと若干太さの変化が見られますが、ある一定の数値を超えると変わらないようです。
細い線も出てるように見えるんですけれど、実際は0.05mm以下は擦れていて不安定な印象です。0.1mm~0.06mmはほとんど同じ太さで印刷されています。
ヌキも同様0.1mm~0.06mmまではほぼ同じ太さ、0.05mm以下は大体潰れてしまっています。


ちなみに0.01mm以下の線は3本とも0.01mmと同じ太さ・擦れ方で出力されました。
写真は今回最も細い0.004mmなんですけれど、隣の0.01mmと比較するとほとんど同じなのがご確認いただけるかと思います。

Q数・線の基準値

以上、文字と線のつぶれを見てきましたが、なかなかのボリュームでしたね…
ということで以上の結果を持って定めました、sophisticateでのQ数・線の基準は以下の通りです!


・文字は6Q以上(ヌキの場合に限り、明朝は潰れるのでゴシック体の使用が好ましいです。)
・線は0.1mm以上

ただし使用するフォントやウェイト、重ね回数によっては6Qでも難しいことがあります。
線については0.09mmから下も出てはいましたが、安定性に欠けるため0.1mmまでとします。

プリンターとの比較

ではここでちょっとプリンターで出力したものとも比べて、どのくらい違いがあるのかも見ていきます。


比較対象のプリンターはKonica Minolta bizhub PRESS C7000、通称リサです。(RISAPRESSなので。)
リサは特殊印刷の印刷機ではありませんので、sophisticateで出している商材では使用していません。八戸市内の通常案件メインで回している機械です。
機体の色が結構Indigoと似てるんですよね(゚ω゚  )

では一番潰れやすい明朝のヌキで比べてみましょう。

一見惑わされますが左がRISAで右がIndigoです。RISAはホワイトの出力ができないのでスミベタとし、Indigoの方はホワイト1回刷りのものです。
こうしてみると、Indigoでは出ない3Q・4Qもプリンターだと出ているのが分かるかと思います。


この比較で何が言いたいのかというと、プリンターと同じ感覚でデジタルオフセット印刷機を使用してはいけないということです(゚ω゚  )!

オンデマンド印刷の主流はRISAのようなトナータイプのプリンターです。価格もお手頃で身近な印刷ですから利用したことがある方も多いと思います。ですが、プリンターと同じ感覚でデジタルオフセットのデータを作ってしまうと、潰れてしまったり上手く表現ができなかったりがありますので、データをつくる際は 太る ことを考慮した作りかたが大事です。

まとめ

ということで長めの検証でした!

今回記事のために印刷したときは、Indigoのずれがほとんど無くかなり状態が良いときでしたので、極限までずれを抑えてこのくらいの仕上がりとなります。
毎朝機械の調整をしていますが、基準内での調整のため写真よりもほんのわずかなずれが出る日もどうしてもあります。意外と5Qとか細めの線も出ていた印象ですが、そのずれが出てしまっているときだと6Q・0.1mm以下はけっこうぎりぎりなところとなります。

今までほぼ基準がない中ご利用いただく形となっていて、ちょっとデータ作りにくいなーと感じていらっしゃった方も多いと思います。
明朝とゴシック以外は今回印刷していませんが、そのほかのフォントでも大体どのくらいで潰れ始めるか予測を立てやすくなったかと思いますので、特に初めてデータを作る、という際にはご確認いただけますと幸いです(っ´ω`)

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